精霊馬は祖先の乗り物。読み方は?最後に食べるの?
お盆は亡くなった人の霊が
家族の家に帰ってくる時期ですね。
その時の乗り物として、
「精霊馬」をキュウリとナスで
作ってお供えします。
ところで、精霊馬の読み方は
どう読むのでしょうか?
お盆が終わったら
食べるのでしょうか?
こんな疑問にお答えします。
精霊馬は祖先の乗り物。
精霊馬は祖先の精霊をお迎えしたり、
また、お送りしたりする乗り物として、用意します。
キュウリを馬に、ナスを牛に見立てています。
馬は足が速いので早く精霊をお迎えし、
牛はゆっくりと名残を惜しんで精霊を黄泉の国へお送りする
ということです。
また、地方によってはこの逆に
牛にゆっくりお迎えしてもらい、
馬で早くあの世にお戻りいただく、
という考えもあります。
精霊馬の読み方は?
「精霊馬」は「しょうりょううま」と
読みます。
精霊の乗り物として
仏壇のまわりや精霊棚にお供物と共に
置きます。
ナスの牛はお供物をあの世へ持ち帰ってもらう
役目も果たします。
精霊馬は最後に食べるの?
これは、食べてはいけません。
精霊の乗り物として役目を果たしたあとは
丁寧に処分します。
昔は川に流したり、土に埋めたりしましたが
現在ではそうも出来にくいので、
半紙などの白い紙に包んでお清めの塩をふって
丁寧に処分します。
また、近くにお寺があれば、
お盆飾りやお供え物も一緒に焚き上げて
もらえることがあるので尋ねてみましょう。
まとめ
最近、色々とアレンジした
精霊馬が話題になっていて、
賛否両論のあるところですが、
先祖から引き継がれた風習なので
素朴で感謝のこもった気持ちを
忘れないようにしたいものです。
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